多すぎても少なすぎても不便!収納の数
生活空間での収納スペースの重要性とは
注文住宅で家を建てようと思うと、ついつい普段から利用する場所にばかり気が向いてしまい、収納スペースについては疎かになりがちです。しかし普段の生活を冷静に振り返ればわかるように、今持っている物の全てを常に使っているわけではありません。現在は使っていない物は整理整頓して上手にしまっておくのが、毎日を快適に過ごすコツです。そのためには適度な広さの収納スペースは必要です。しかし一方で、物持ちだからといって収納スペースをいっぱい作ってしまうのも考えものです。あまりに広い収納があると、逆にそれに合わせて物も増えてしまいます。更に大きすぎるスペースだと、奥にしまい込んだ物が取り出せなくなってしまうといった不便さも出てきます。
それぞれの場所にあった収納スペースの確保が重要
住宅の中でもお部屋ごとに機能は異なりますので、収納スペースもそれぞれのお部屋に付属させて必要な量が確保出来るように設計するとより機能的になります。例えばトイレやお風呂場では掃除用具類や予備の消耗品がちょっと置ける程度のスペースが確保出来ればいいでしょう。キッチンなら、天袋やシンク下だけでは足りなければ、食器棚を買い足すなどすればよいので、棚を置く場所の確保を考えておきます。逆に寝室の場合には、布団や衣類などかさばる物がありますので、押し入れやクローゼットなどの収納をお部屋の一設備として設計しておく事が必須です。これらは間口を広く奥行きを浅くしておけば、しまっている物が見渡しやすくなって使い勝手も向上します。